鷲はいまどこを飛ぶか

多くの場合は、小説について。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

読書日記:2021/11/25~30

進路に悩んでいます。 それはそれとして読んだ小説の感想。ほかにも研究書とか読んでますが、これまでと同様に省きました。そう、これまでも小説の感想しか取り上げていなかったのです。 感想もいままで通り、ミステリ研Discordサーバーに投稿したものを再掲…

読書日記:2021/11/18~22

クリスティー特集でもしようと思ったけれどミルハウザー読んじゃった。 ミルハウザーの短篇は、こう云うと褒めているようには聞こえないかも知れないが、オーソドックスな海外文芸っぽさと緻密な語りの技巧が冴えていて、妙に安心できる。小説を読むと云うよ…

文体の舵をとれ:練習問題⑥老女

今回は全体で一ページほどの長さにすること。短めにして、やりすぎないように。というのも、同じ物語を二回書いてもらう予定だからだ。 テーマはこちら。ひとりの老女がせわしなく何かをしている──食器洗い、庭仕事・畑仕事、数学の博士論文の校正など、何で…

読書日記:2021/11/06~14

今回の読書日記はテーマなし。読んだあとに振り返って浮かび上がってくるテーマがあるとすれば「虚実」あたりか。 ミステリ研のDiscordサーバーに投稿した感想を転載。 ジュリアン・バーンズ『イングランド・イングランド』(創元ライブラリ) 時が過ぎ、ひ…

読書日記:2021/10/25~30【ロス・マクドナルド特集】

ロス・マクドナルドを3冊読んだ。いずれも中後期の作。今度は初期作にも手を出そうと思う。 感想はいずれもミステリ研のDiscordサーバーに投稿したものを再掲した。 ロス・マクドナルド『ウィチャリー家の女』(ハヤカワ文庫) 消えた娘を探してほしいと云う…

読書日記:2021/10/18~22【ヘレン・マクロイ特集】

ヘレン・マクロイを三冊読んだ。いずれも40年代の作品。同時代をこんなにも突き放して見ることができていたのかと驚く。 感想はいずれも、ミステリ研Discordサーバーに投稿したものを再掲した。 ヘレン・マクロイ『家蠅とカナリア』(創元推理文庫) 侵入し…